株式会社ONE WEDGE|「業界貢献」で日本のIT人材不足に立ち向かう。ONE WEDGEが描く、エンジニアの総力をかけたDXへの挑戦

2023.03.27

この記事に登場する人

橋田 博明(Hiroaki Hashida)

株式会社ONE WEDGE
代表取締役

「デジタル人材不足」が深刻だ——。

総務省が発表した『令和4年版情報通信白書』によれば、日本はデジタル技術の知識・リテラシーが不足しているだけでなく、デジタル人材の採用・育成体制が整っていないとの調査結果が出ている。

結果的に、生産性の低い働き方になっているのは言うまでもない。

そうしたなか、日本のDXを推進するうえで注目を集めるサーバーレス開発支援サービスがある。ONE WEDGEが運営する「ServerlessONE」だ。

クラウド上でプログラムを実行できる利便性を評価され、文部科学省や他災害系の政府機関が主導する「データベース構築や迅速化・効率化」に関わる研究にも利用されている。

ただ、同社の武器は卓越した自社サービスにとどまらない。ONE WEDGEの代表・橋田博明さんは以下のように語る。

「私たちが目指すのは、業界貢献を通してデジタル人材不足を解決する、オンリーワンな企業です」。

業界全体の技術力アップや知見の共有のため、「システムエンジニアリングサービス推進組合」のコミュニティ運営にも注力しており、ネットワークを駆使した開発支援にも着手している。

激しく変化していく時代のなかで、同社はどのような打ち手を持って成長を続けていくのか。

インタビューで繰り返し語られた「業界貢献」というキーワードを軸に、ONE WEDGEの中身を紐解いていく。

その技術を何に使うか

キーワードは「業界貢献」

新型コロナウイルスの影響により、企業のDXは「いつか」ではなく「今すぐ」取りかかるべき急務となりました。テレワークの急速な広がりに対応する社内システムや、新たな生活様式に対応した事業設計への変化が求められています。

ただ、他国に比べて日本のデジタル人材不足は深刻です。総務省が発表した『令和4年版情報通信白書』によると、米国・中国・ドイツと比較して、日本の企業はデジタル人材の採用・育成体制が整っていないとの調査結果も出ています。

このような厳しい状況のなかで、私たちにできることはなにか——。

導き出した答えは、自社サービスの提供にくわえた、ネットワークを駆使した開発支援でした。

デジタル人材が不足している状況では、迅速なサービス開発や、生産性の高い労働環境の構築に膨大な時間を必要とします。つまり、世界との差が刻一刻と開いていくということです。

ONE WEDGEは、日本が陥っている負の流れに歯止めをかけるべく、3,000社以上の独自ネットワークを生かし、事業の上流から下流工程まで、開発エンジニアやインフラエンジニア、WEBデザイナーといったデジタル人材を確保し業務を遂行しています。

また、関係企業と協力し、ギルドのようなプロジェクトチームを組成することもあります。

これらの取り組みにより、数多くの企業を支援できるだけでなく、エンジニアの技術力向上にも寄与できています。経験の浅いエンジニアとベテランエンジニアをつないだり、異なる分野の知見を共有する場を設けたりできるからです。

ONE WEDGEは文字通り、業界全体をつなぐ「くさび」となることを目指しています。「人と人とのつながり」を生み出す私たちのビジネスモデルが、結果として業界全体の技術力の底上げに貢献するのならば、こんなに幸せなことはありません。

どのように働くのか

互助の関係性で成長する

「人と人とのつながり」は、事業成長だけでなく、働き方においても重視しています。

プロジェクトの特性やフェーズに応じて、出社率は各チームの裁量に任せていますが、およそ8割がリモートワークです。

そのため、チーム内のコミュニケーションや他チームとの知見の共有は、ともすれば後回しになりかねません。出社のタイミングが合わなければ、雑談の余裕もなく毎日が過ぎていってしまいます。

極論、出社を前提にすれば、コミュニケーションの問題の大部分は解消されるでしょう。対面で話し合うことは重要ですし、これまでの営業活動でも「会って話す」ことは心がけてきました。

ただ、効率性の観点からは、決してリモートが悪であるとはいえません。

そこで、現在のスタイルを維持しながら課題を克服するために、コミュニティアプリ「Discord」を使用してリモートでも常に話せる状態をつくったり、社員同士の1on1を意図的に設けたりと、非対面でもチーム意識が醸成しやすい環境づくりに努めています。

また、副業に関する自由度が高いのも働き方の特徴です。

「本業のスキルアップにつながるか」などの審査基準は特になく、社員自身の自己実現に必要な副業であるならば、ぜひ挑戦してほしいと考えています。

一人ひとりの自己実現があってこそ、持ちつ持たれつの「互助」の関係性がつくられるはずです。これからも、社員たちの声を反映し、今よりもっとアップデートしたサポート体制を築き上げていきます。

誰と働くのか

「感謝」「素直」「すぐやる」

ONE WEDGEで活躍する社員に共通するキーワードは、「感謝」「素直」「すぐやる」の3つです。

冒頭に述べた通り、昨今のデジタル人材不足により、私たちだけですべてのお客様の課題を解決するのは困難を極めます。そのため、社内外問わず強固な協力体制を築き上げることが継続的な課題です。

「一人でできる仕事などない」という意識を強く持ち、協力してくださるパートナー企業やチームのメンバー、他部署の人たちの存在に感謝できなければ、ONE WEDGEの事業は成長していきません。

また、風通しの良い組織のためには、忖度せずに意見を言う「素直さ」も重要だと思っています。

開発業務の疑問から、代表である私への提言まで、「やったほうがいい」ことを声を大にして言ってくれる社員なくして、組織の成長はありません。

組織の課題や個人の悩みを見て見ぬふりせずに、素直に声に出せる。そして、「すぐに」解決しようと試みていけるスピードは、今までもこれからも、私自身、肝に銘じています。

3つのキーワードを満たすのは、簡単そうに見えて難しい。でも、ONE WEDGEのメンバーとして活躍するには非常に重要な要素です。

これから一緒に会社をつくっていくメンバーにも、「感謝」「素直」「すぐやる」の3つの意識を継承していきたいと思っています。

ONE WEDGEで働く未来の仲間たちへ

業界の課題を解決するオンリーワンな企業へ

私たちが目指すのは、業界貢献を通してデジタル人材不足を解決する「オンリーワン」な企業です。

自社の成長を追い求めることは当たり前に重要ですが、それだけでは業界全体、ひいては日本全体のDXを牽引する存在にはなれません。

いつまでもデジタル人材不足を悲観するのではなく、これからの人材育成について議論する方が建設的。そうであれば、その先陣を切っていきたいと強く思っています。

他社との連携をオープンかつ円滑に行えるようになれば、お客様のより幅広い課題へ、迅速に対応することが可能になります。つまり、業界貢献の意識が、結果的に自社の利益につながるということです。

「感謝」「素直」「すぐやる」の基本的な行動指針を共有できる方、業界貢献を「理想論」ではなく具体的な施策として実行していきたい方、ぜひ私たちの船に乗り込んでみませんか。


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